slocal他mailの設定

日記のページにも書いたように、わけあってせっかくInstallした TP600では、現在Windows NT serverが動いている。
今回は日記にも書いたエラーmailの振り分けなど、Clareでやった設定。
日記のページにも書いたが妻のmailの状態は、

誰かがKlezに感染しFromを妻のアドレスに詐称。
        ↓
宛先もむちゃくちゃなので配送できなくてエラーに。
        ↓
From:だけでなく、Return-Path(?)も妻のアドレスに詐称。
        ↓
Return-Pathに従い配送エラーが妻のプロバイダーのMail serverに通知。
        ↓
プロバイダーのMail serverより配送エラーのMailが妻のアドレスに。
となっているので、Clareを使って、

家のDebianに新しいUser1、User2を登録。
        ↓
User1でプロバイダーよりMailをget(fetchmailを使用)。
Cronで一日数回、定期的にgetする。
        ↓
MHのslocalを使ってウイスルmailとそれ以外を振り分け。
大丈夫なMailはUser2へ転送する。
        ↓
妻はプロバイダーからでなく、DebianのUser2としてMailを読む。
としたい。具体的な作業、設定Fileは以下の通り。


■ adduserを使ってuser1、user2を登録。

■ user1の設定(fetchmail)。

user1はfetchmailでプロバイダーからmailをgetし、slocalを用いて振り分け。
エラーmail以外はuser2へ転送。

fetchmailの設定は.fetchmailrcのみ。mdaのコメントはうまくいったらはずす。

$ cat .fetchmail
poll  mailserver.provider.ne.jp
protocol POP3
user "hogehoge"
password "foobar"
# mda "/usr/lib/mh/slocal -user user1"
「fetchmail [Enter]」でmailがClareに取り込めることを確認。

■ user1の設定(forward)。

配送テストのため.forwardの設定。
ここでuser1宛のmailはslocalに投げるようにする。

$ cat .forward
"|/usr/lib/mh/slocal -user user1"
■ user1の設定(slocalとmaildelivery)。

slocalに送られたmailは.maildeliveryで振り分ける。

$ cat .maildelivery
From: MAILER-DAEMON@     | ?  "/usr/lib/mh/rcvstore +trash"
default   -         qpipe  ?  "/usr/lib/mh/rcvdist user2@localdomain"
MAILER-DAEMON@からのmailは一応user1のinboxへ。それ以外はuser2へ送る。

ここでlocalでuser1にmailを送る。うまくuser2へ転送できているようなら .fetchmailのコメント(#)を消す。

■ user1の設定(cron)。

mailがうまく取り込めて、配送も思ったようにできているようならcronに登録。
取りあえず、朝4時31分と昼13時に取り込むことにする。

$ crontab -l
31 4 * * * /usr/bin/fetchmail
0 13 * * * /usr/bin/fetchmail
■ iMac(PostPet)の設定。

PostPetのpop serverの部分を修正。「user2@localdomail」とする。
パスワードもuser2のものに変更。
POPで読むためにClareにqpopperをパッケージを使ってinstallしただけ。